ブログ「Puppet Therapy Cafe」

パペットの心理学的機能 その8

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ。

今日も、前回の続きのお話しです。

 

パペットの心理学的機能として、次に挙げられるのは、

「移行対象」です。

ソフトパペットや動物のぬいぐるみの場合、子どもにとっては、

「移行対象」に関連する安心感を抱くものとなります。

柔らかな感触が、温かな母のイメージにつながるのでしょうか。

 

移行対象:英国の小児科医で精神分析家のウィニコットが、子どもの持つぬいぐるみや

タオルケットに心理学上の重要な意味を見出したもので、母親と関係の深い具体物で、

母親を思い起こされるような特徴的な匂いや感触を持った物(タオルケット、毛布、

ハンカチ、布団、まくら、ぬいぐるみ等)を指す。彼は、これらを、乳幼児期の

心理発達過程において、良き母を心の中にイメージ(母の内化)できるように助ける

働きがあるものと洞察し、母親の内化ができるまでの移行期間の物理的な愛着の対象物

であるとした。