ブログ「Puppet Therapy Cafe」

セラピーとしての腹話術

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

 

当学会では、セラピーとしての腹話術の研究等を行っていますが、

この場合のコミュニケーションは、術者と人形とクライエントの

三角形で相互のやり取りする構図となります。

演芸の場合では、観客が見ているという構図でしたが、

セラピーの場合は、クライエントがコミュニケーションの相手

として存在しているという、大きな特徴があります。

そして、そのうちの一人が人形であるということに、大きな意味が

あります。

演芸としての腹話術

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多くの方が知っている、演芸としての腹話術をコミュニケーション

の視点で考えてみます。

この場合の腹話術は、術者が人形と双方向性の会話をして、

それを観客が見ているという構図が基本となり、たまに、

術者が観客に話しかける、又は、人形が観客に話しかけるという

構図になります。

つまり、観客は双方向性の会話の対象者ではなく、あくまでも

見ているという存在であるという特徴があります。

腹話術の要素

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腹話術は、術者が人形を使って、人形が人格を持っているという

形をつくり、術者と会話を進めます。

つまり、人形が話すということで、擬人化されているということです。

これは、言い換えると、コミュニケーションが人間らしく感じる

大きな要素となっているということになります。

改めて、コミュニケーションの重要性を感じます。

コミュニケーションの機会の減少

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

 

長引くコロナ禍の影響で、人と人との直接のコミュニケーションの

機会が減ってきています。

会社に出勤せずにリモートワーク、あるいは、学校に登校せずに

リモート授業などが増えてしまいました。

人間は、何年もそうした状況が長く続くと、それに慣れてしまい、

直接の会話がなくても平気になってしまいます。

ある意味、それは危険なことではないでしょうか。

リモートでは伝わらない微妙な感覚が、人間関係においては、

とても重要だと思います。

腹話術とコミュニケーション

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当学会では、腹話術人形を介在させて、コミュニケーションを

とることの効果について探求していますが、一般的には、

腹話術は、演芸の分野として知られているので、

コミュニケーションという分野で注目されることは、

少ないのが現実です。

そこで、新年度を迎えた今月から話題を変更し、

「腹話術とコミュニケーション」という内容でお届けします。