ブログ「Puppet Therapy Cafe」

子育てとパペットセラピー  

こんにちは。理事のてるぼ(パペットネイム)と申します。
保育・子育て支援で活動しています。

0〜1歳児親子さんに向けてパペットを介在するときは、「パパさんママさんたちに楽んでもらう!」を心がけています。パペットが登場するとパパさんママさんたちの表情がとても柔らかくなるからです。

それにつられて子どもたちが笑顔になっていきます。これって!本当に不思議です。親子のつながりってすごいなと感じます!

笑顔を広げてくれるパペット!子どもたちの笑顔、パパさんママさんたちの笑顔。そんな環境が子育てには大切ですよね。

工藤会員のYoutube公演100回達成!

日本パペットセラピー学会会員の工藤章さんのYoutubeチャンネル「みんなの楽しい腹話術『はげマロ・一座』」の動画が100回を超えました。素晴らしいと思い皆さんにご紹介します。

みんなの楽しい腹話術「はげマロ・一座」

工藤さんは、1947年生まれ。1969年に三菱商事入社。中南米でのビジネスに従事し、チリ、ベネズエラ、ブラジルなど通算22年駐在されました。現在は,ラテンアメリカ協会の専務理事をされておられます。2018年外務大臣表彰、主な著書は『中南米が日本を追い抜く日』(朝日新書、2008)、『チリを知るための60章』(朝日書店、2019)、『Chile desde la Mirada Japonesa(日本から見たチリ)』(SOFOFA、2021)。(編共著含む)

2012年退職後、2015年に「はげマロ」の芸名で「はげマロ・一座」を旗揚げし、各地で腹話術公演をされておられます。今回動画100回達成記念ということで皆さんにご紹介します。(東)

「心を活かす ドールセラピー」 芹澤隆子著 を読んで

この本は平成15年に初版されて出版された本です。私は友人から譲り受けて、読ませていただきました。

この本の根底にある考え方は、ダイバージョナルセラピー(お年寄りを全人格的に介護するという理念に基づく療法)という考え方の視点から書かれたものです。

可愛い赤ちゃん人形との関わりを通して、認知症などの老人が、改善していく様子がたくさん紹介されています。パペットセラピーを学ぶ私にとって、とても参考になる一冊でした。たかが人形、されどその持つ力は強烈なり!

我々パペットを操る人間として、パペットの大きな存在を再度確認させられるすばらしい本となりました。    

日本パペットセラピー学会理事 千葉俊一

腹話術はワクワクする遊び

こんにちは。理事の安藤と申します。腹話術師を15年ほどやっています。

自分が思いついたダジャレを自分の口で言うのは恥ずかしくても、人形に言わせるならば気持ちが楽ですね。「このキノコ、あキノコない味だねぇ」とか「紅葉を見に行コウヨウ!」とか、今までなんと多くのダジャレを思いつき、人形に言わせてすべってきたでしょうか!でも大丈夫!自分はツッコミ役になればいいのです。すべるのは人形ですから。

歌だってじゃんじゃん歌います。音が外れても大丈夫!歌詞がおぼつかなくても大丈夫!歌うのは人形ですから。自分の受け止め方次第で、それを人形の素敵な個性にもできます。

そうなのです。腹話術で人形(パペット)と会話することは、私にとってはとても自由なワクワクする遊びです。私は、人形に心を楽にしてもらっていると常々強く感じています。そして「もう一人の自分」とも言える人形の存在を観客の皆さんに受け止めてもらえる体験を通して、まるで自分が認められたような気持ちになり、元気が出てきます。腹話術を演じることがセルフセラピーとなっているのではないかと思っています。この点について、多くの腹話術の経験者といつか議論を深めてみたい!と思っています。

第18回学会大会は9月29日(日)

2024年度の第18回学会大会は9月29日(日)の予定です。今からスケジュールを開けておきましょう。場所は東京です。
また、会員は学会発表ができます。発表受付はこれからですが、近いうちに募集開始しますので、発表を目指している会員は今からご準備ください。

山本周五郎『鼓くらべ』

東です。「ひがし」と読みます。九州には多い名字なんです。

今日はパペットセラピーにも通ずる素敵な言葉を教えられましたので紹介したいです。

山本周五郎の『鼓くらべ』の中で、ある老人が語った言葉です。

「すべて芸術は人の心をたのしませ、清くし、高めるために役立つべきもので、そのために誰かを負かそうとしたり、人を押退けて自分だけの欲を満足させたりする道具にすべきではない。鼓を打つにも、絵を描くにも、清浄な温かい心がない限りなんの値打もない。」

新理事長になりました東です

理事長になってもうすぐ一年が経とうとしています。やっと慣れてきたところです。1年間色々ありました。ダニエラ・ハダシー氏を迎えての講演会(東京、神奈川、群馬、宮城)、10月の学会大会(東京)、腹話術初心者講座(Zoom)など。その間少しずつ会員が加えられておりうれしい限りです。3月には機関誌が発行されます。これからもよろしくお願いいたします。(東)

パペットに命を与えるために その5

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

人間が話しをするときは、相手の目を見て話しをします。

同じように、パペットも目線を意識します。

術者が相手の目を見いていも、パペットがそっぽを向いて

いるようでは、いけないのです。

目は口ほどに物を言いますから。

要注意です。