ブログ「Puppet Therapy Cafe」

ぬいぐるみとパペットセラピー その8

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

ぬいぐるみに愛着を感じるのは、子どもだけではありません。

大人でも、家族の一員のように大切にしている人は、以外に

多いものです。

例えば、一緒に寝ていたり、抱きしめてたり、声をかけたり

していている人は結構いるのです。

声をかけても、答えることがないのに、変だと思うかもしれませんが、

自分の感情や心の声を表現する対象として存在していると考えれば、

不自然ではありません。

また、癒される効果もあります。

いずれにしても、家庭の中でのことですから、世間を気にする必要も

ないですよね。

 

 

 

ぬいぐるみとパペットセラピー その7

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

ぬいぐるみは、子どもにとって安心感を得られる存在ですが、

可愛い動物の姿だったりして、とても無垢な外見なので、

お友達感覚にもすぐになれます。

また、少し子どもが大きくなれば、世話をする存在にも

なったりします。

つまり、成長に合わせて、色々な役割を担ってくれる

とても便利な存在とも言えます。

ぬいぐるみとパペットセラピー その6

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

日本でも人気のあるスヌーピーの登場する漫画ですが、

そのなかに、いつも肌身離さす毛布を持っている「ライナス」という

子どもがいますが、この毛布も「移行対象」で、

心理学では「ライナスの毛布」とも呼ばれるほど有名です。

つまり、子どもが安心できる存在なら、ぬいぐるみに限定するという

ことではないわけですね。

 

ぬいぐるみとパペットセラピー その5

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

赤ちゃんは、生まれたての頃は、心も身体もお母さんに依存しています。

しかし、だんだん育ってくると、ハイハイができるようになったりして、

少しずつお母さんのもとを離れるようになってきます。

すると、お母さんの代わりにいつも一緒にいる存在がほしくなります。

そこで、登場するのが、ぬいぐるみという存在です。

心理学では、こうしたものは「移行対象」と呼ばれています。

ぬいぐるみとパペットセラピー その4

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

赤ちゃんが最初に出会うおもちゃが、ぬいぐるみということも

多いかもしれません。

まだ、目がはっきり見えない頃でも、触覚というものは

発達していますから、色々なものに触って、皮膚感覚から脳を

発達させるのは有効なことでしょう。

そのような場合、ぬいぐるみのように柔らかくて、安全なものは

適しているのではないでしょうか。

そして、その皮膚感覚をずっと覚えていて、柔らかな感覚に

なんとなく懐かしさを感じるのかもしれませんね。

 

ぬいぐるみとパペットセラピー その3

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

子どもにぬいぐるみを渡すと、「かわいい!」と言います。

そして、頬ずりをしたり、抱きしめたりします。

心理学の実験では、子どもは「あたたかくやわらかで人らしい」ものを

好み、そこに安心を感じることがわかっており、

ぬいぐるみは、この要件を備えています。

ですから、多くの子どもたちは、ぬいぐるみを愛するのでしょうね。

ぬいぐるみとパペットセラピー その2

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回も、前回の続きのお話しです。

 

当学会では、口の開く腹話術人形を使って行うものを

パペットセラピーとして研究と実践を行っています。

これは、人形の口が動くことで、「人格」が与えられると

考えているからですが、

広義的には口の開かない人形でのかかわりも

パペットセラピーに含まれます。

このことを前提として、今後のお話を進めていきます。

ぬいぐるみとパペットセラピー その1

ようこそ 「Puppet Therapy Cafe」へ

今回から新しい話題でお話しを始めます。

 

先日テレビ番組で、あるタレントさんが、我が子のようにかわいがっている

もぐらのぬいぐるみを、新幹線の中でなくしてしまい、探しているということを

話題にしていました。

大人が、ぬいぐるみを自分の子どものように扱っているのは、特別なことと

思うかもしれませんが、ペットを家族の一員と考えているのと変わらない

ということなのでしょう。

そして、そこにはセラピー効果が存在するということでしょう。

 

なお、後日もぐらのぬいぐるみは、無事タレントさんの許に戻ってきたそうです。

よかったですね。